oneproviderを使用する上で注意する事

どうもonline.net系列大好きおじさんです。(online.net は Scaleway へブランド名を変更しました)

oneproviderを再び購入したのだが、その上で注意した方がいいことを書いていく。

2022-02-21に再度わかりやすいように書き換えました。

oneproviderの利点

世界で1番安いサーバ会社がOVH。ただし通信の品質は月2TB以上使うと悪くなる。

世界で2番目に安いサーバ会社がonline.netことScaleway。
250Mbps無制限というような帯域制限があるものの通信総量制限がないので、
通信品質を含めれば、実質世界で1番安いのがScaleway。

そのScalewayの再販専門業者が、Scaleway以外の鯖も再販し始めたのが OneProvider.

つまり、世界で実質1番安く専用サーバが手に入るサイトだったりする。

実際月1000円程度で通信総量制限無しの専用サーバがレンタルできるのは世界中探してもここぐらい。
ちなみにOVHの超格安専用鯖は月600円だ。日本の専用鯖業界が月数十万と考えるとぶっ飛んでる。
OVHには解約ページが無いから直接連絡しなきゃいけないという闇があるけどな。

旧online.netでも「世界中のサーバ買うならoneproviderを勧める」とトップページの真ん中の右側にロゴマークとリンクが貼ってあった。 実際、割引期間中はScalewayより1/3ぐらいの時もある。 再販屋価格なので他の国のサーバーでも元の業者から買うより安く専用サーバが買えるのが利点。

IPMI Sessionが使える

なぜIPMIセッションを使うのかの理由をチケットで送る必要があるが、10分ぐらいで返信が来て使えるようになる。

oneproviderの問題点

本当、いくつもある。レビューサイトなんかに星1付けられまくってるぐらい、評価が悪い。

レスポンスの遅さ

oneproviderはただの再販屋で、物理的なサーバに関する問題が起きても対処に時間がかかる。だから、追加IP注文しても、数日かかる事はざらにある。

納品の遅さ

注文して、4-6時間後に納品完了したよ。というメールが届く。
で実際ここから、30日間の課金が始まるのだが、サーバに触れられない!?

FAQを見ると納品には1日~3日程かかると書いてある。
納品完了メールが届いてから、1日立たないとOSのインストールすらできない。
もちろん、その間の課金される。

管理画面にはOSの再インストール中の為、45分~1時間、触れません。という表示が出て、これが1日続く。

初めての時は5日遅れで納品された上、これをされたのでブチ切れて英語で怒りのチケットを送ったら、数日分繰り上げてくれた。

前の顧客の設定やデータが消されてない!?

いや、今回見たら残ってたんすよ。前の顧客のメールサーバのデータがそっくりそのまま。

更にはコントロールパネルのIP逆引きのドメインまでそのまま残ってた。

前の顧客がWindowsを使っていたら、レスキューモードのOSを立ち上げ、ログインして、HDDをwipeして、そっから管理画面でOSを再インストールできる。
これをしないと、コントロールパネルからのOSインストールすらできない。
ん?これって鯖屋の仕事では...

OSインストールの遅さ

OSのインストールに 1-3時間覚悟しておいた方が良い。

特に proxmoxの場合は普通に3時間かかる。
管理画面にはOSのインストール中のメッセージが消え、ログインできるように見えるが、まだ実行中。

IPMIセッションからコンソールログインしたら、iptablesで他のログインを弾いていて、数回再起動したので、どうやらインストール作業中なのだと気づいた。

まとめ

普通にやばい。

コントロールパネルからOSインストールできない場合は、fdiskコマンドやddコマンドを使ってHDDをマウントしてwipeすることができないと、そもそもサーバに触れられない。

Linuxコマンドに触ったことのない人では買っても使うことすらできない可能性がある。

あと、解約する前にHDDをきれいにしておかないと次の顧客にデータを盗まれる可能性もある。

世界で最安値のサーバだからね。しょうがないね。ただ、衝撃だった。